【 Burlesque ・ バーレスク 】

それは、時に煌びやかに、時にコミカルに、そして時に社会風刺や皮肉なども取り入れながら、ダンサーがその人らしく衣装を脱いでいく、「Tease=焦らし」のショウのことです。(男性版はBoylesque・ボーイレスク)
世界で一番小さい衣装と呼ばれる〝ペイスティ〟とゆうバストトップを隠すもの、そしてGストリングスやTバックなどで局部を隠し、全裸にはならないところがストリップと区別されるところです。

バーレスクの歴史は古く、ヨーロッパで発祥したのち1920年以降アメリカに広がり一時のブームがあったものの、トップレスのGOGOダンサーやポールダンスのブームに押され、バーレスクは一時衰退。
しかし、バーレスクを愛する気持ちが途絶えることはなく、1990年頃から「ネオバーレスク」として再び復活をしたのでした。

さて、米・ラスベガスでは毎年バーレスク世界一を決める世界大会「Burlesque Hall of Fame Weekender」が開催されています。年々増える世界中の何百とゆう応募者の中から選ばれたファイナリスト達が、4~5分の中に最高のTeasingを詰め込んで競い合う空間は緊張と興奮の極み。
そして、我らが日本勢にも輝かしい歴史があり、2003年にエロチカ・バンブーさんが【Queen of Burlesque(最優秀賞)】に、2006年に紫ベビードールが【Best Troupe(最優秀団体賞)】、 2007年にViolet EVAさんが【Best Debut(最優秀新人賞)】を獲得しています。

私がこの大会へ参加するようになったのは2010年からですが、この8年の中にもブームのようなものがあり、振り返ってみると面白いものです。
豊かなボディからスレンダーなボディまで様々なダンサーが居たかと思えば、やけにナイスバディのダンサーが多い年があったり。そしてなんといっても大道具ブーム!私が愛して止まないRoxi D’Liteが優勝した時も、大きなステージにズバーン!と広がる巨大な葉巻に圧倒されたものでした。
その後、アプリケーションには〝私たちは大道具が見たいのではありません〟などとゆう文言も登場したり。
近年ではダンスやアクロバットに長けたダンサーが多いのも傾向の一つです。

このような大会やフェスティバルはラスベガスだけではありません。アメリカ各地、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、バーレスクは世界中で愛されています。
日本でも、フェスティバルと銘打つ大きなものはなかなかありませんが、イベントやパーティーなどでショウを見られる機会は非常に増えました。そして、個性豊かなバーレスクダンサーも沢山!
ショウは生モノ。是非会場へ足を運んで頂き、お気に入りのダンサーを見つけて頂きたく思います。


「バーレスク」という言葉が独り歩きをする今の日本。バーレスクダンサーとしては複雑な感情を持つこともありますが、それも日本らしい文化だと私は思います。(皮肉を込めて)
どんな時代の流れがあっても、バーレスクダンサーとしての誇りを忘れず、自分の愛するバーレスクを正しく続けて行くことが日本のバーレスク史を支えて行くことでしょう。諸先輩方がそうして下さったように。



  2018.10 Coppelia Circus